指南車です。(司南車といわれることもあります) 台の上にのった人形の指先をいったん南に向けると台車の向きがどのように変わろうとも、南を向いた人形の指先が変わることがありません。自動車でいえばデフ(デフレンシャル・ギア)のような機構を持っていましたとされますが、磁石を用いたという説とで意見が分かれています。 紀元前2600年頃に中国で発明されたと伝えられますが確かなところは紀元後100~200年のようです。本当のところは不明です。 日本には天智帝時代(665年)に伝わったという説がありますが、今では指南番とか指南所などの言葉のみが残っているだけです。どんな歯車仕掛けだったかが技術史上の謎ひとつでまだ解決をみていません。 MOLEN
中国にからくり人形はあったのか?
更新日:2020年10月22日