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執筆者の写真Hal Furuta

オートマタの作り方。江戸日本からくり人形でいう品玉人形あるいは手品人形と同じ原理のからくりを作るには。

更新日:2020年10月22日


画像はポール・スプーナー&マット・スミス作「アヌビスの手品」を下から撮影してみたものです。 この作品は、アヌビスが手にしたピラミッド型の箱を上げ下げするたびに、中のスカラベの姿が変化するというものです。3回変化します。 では、その仕組みを見ていきましょう。スカラベは、3変化します。 まず、通常(の形)▶ ひっくり返る ▶ ミイラになる ▶元に戻るという具合です。 画像でわかるように、これまでお話しした3種類のスカラベの姿を3面に張り付けて

あります。詳しくは三角柱の利用です。 この作品とは別に「バナナ熟成師」という作品があります。それは4回変化します。その作品の詳細は後日お話ししたいと思いますが四角柱を利用しています。 つまり3回変化させるには3面=3角柱を使い、4回変化させるには4面=四角柱を使うということがポイントです。では、5回変化させるには▶5面を必要とします。つまり五角柱を使えば良いとわかります。 この手品人形、品玉人形の類は、オートマタ=カラクリ人形らしさを表現するに最も適していますし、原理は簡単ですので、オートマタ作りを目指す方には、お勧めの1つです。ぜひ、お試しください。

MOLEN

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