前回、ご紹介した「オートマタをまず紙で作る」という記事の人気が高いので、そのことをもう少し詳しく書いてみたいと思います。
題材は木製オートマタ「アヌビスの手品」です。それが、紙のバージョンになった場合どうなるか? 仕掛けは、前者が”スカラベ=フンコロガシ”が3回に分けて姿を変える、それに対し後者はスープの色が変わるという点を除けばほとんど同じです。
その仕組みですが、スカラベもスープもその下は”三角柱”になっています。”三角柱”の3面各々に、変化する対象物が乗っかっており、ピラミッドの開閉のたびにそれが変化する、つまり三角柱が回転するということになります。
『対象物を4回変化させてみよう』となれば、三角柱を▶四角柱に変えるということになります。