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執筆者の写真Hal Furuta

中国製に頼らない制御システムを持つ自律制御システム研究所製のドローンの登場が”モノづくり大国日本”の復活させる。

更新日:2020年10月8日


「モノづくり大国日本の衰退」が懸念され、ITも周回遅れを指摘されるなか、一縷の望みというか満を持して登場というべきか、ようやく将来につながるモノづくりの新たな騎手とも言えるベンチャー企業が立ち上がった。 自律制御システム研究所がそれで、中国製に頼らない制御システムを持つドローンを生産する企業が生まれたのだ。

自律制御システム研究所は2013年、千葉大学の野波健蔵・名誉教授が率いる大学発ベンチャー企業として設立され。昨年12月21日に東京マザーズに上場を果たした。

この企業が作るドローンが、際立つ点は2つ。

〇フライトコントローラー 加速度・気圧センサー、そしてGPS(全地球測位システム)情報などを処理・制御し、ドローンの飛行姿勢を安定させ、飛行位置を把握する。中国DJI製フライトコントローラーに頼らない点が最大の特徴である。

〇自律制御 GPS情報が取得できないエリアでも飛行を続けられる。カメラに映った画像から周囲の状況を把握し、ドローンの位置を推定することができる優れた技術だ。


上の画像は約40㎝πの下水管の内側を飛行し、その状況を撮影することを目的として開発されたドローン。ようやく本物の、モノづくり大国復活への狼煙が、この自律制御システム研究所から始まろうとしている。 自律制御システム研究所のHPは下からご覧になれます。 https://www.acsl.co.jp/


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