今回は、イギリス人のオートマタ作家であるニール・ハーディ氏の作品をご紹介します。
原題「The Early Bird Nearly Catches It 」と名付けられた個の作品は、
ことわざをヒントにして作品を作ることは、ままあることですが、この作品の凄い点は、 ことわざの引用が1つではなく2つあることにあります。 作品に忍ばせた2つ目のことわざは「虎の尾を踏む」。 早朝から鳥が懸命にえさとなるミミズを啄んでいます。 しかし、それはミミズではなく虎の尾だったのです。
虎は地中に潜み、じっとチャンスが来るのを待っていたのです。
結局、早起きをして徳を得たのは鳥ではなく虎だった...というお話しでした。
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