- Hal Furuta

- 2 時間前
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ロンドンでポール・スプーナーさんとお会いした際、
個人的に手渡された小さな作品があります。
細い針金でできた、華奢なハンドル。
それを指先で回すと、木彫りの馬が走り出します。
構造は驚くほど単純です。 ところが、動き出す前には想像もしなかったほど、 力強く元気に走り出すのです。 そして、その素朴な動きから目が離せなくなります。
スプーナー作品の魅力は、技巧の誇示ではなく、
この“観る者の予想を覆す瞬間”にあるようです。
頼りないハンドルから生まれる躍動。
ユーモアは形の中ではなく、むしろ私たちの先入観の中に仕込まれている。
そんなことを、あらためて感じさせてくれる一作です。
作品名 / Edward’s Pony 2023年作 素材:木と金属


